ちよっとお茶しませんか? 〜気ままなコラム♪〜
夜の桜
宇都宮市の 1 等地といわれる街の真ん中に二荒山神社はある。
宇都宮の氏神様であり、私も何かあると不思議に行きたくなる。
願い事がある時はもちろんだが、うれしい事があったり、気持ちがふさぐ時など、 気がつくと足がむいている。
今日も夕方、人とお会いすることがあった。
話がおわり外にでると、寒い上に街はすっかり夜の色に変わっていたが、
私の向かう先はバス停ではなく、二荒山神社と足が教えた。
石段 95 段(私の数え間違いでなければ)をのぼると、そこは、空気が違う。
いつも、たくさんの無理な願い事をかかえていくのだが、お参りが終わると、
たいていひとつしかお願いしなかった事に気がつく。
きっと、それが今の私の最重要案件、と教えていただいているのかな、と思う。
今日はたくさんのお礼を申し上げてきた。そして、お願いはひとつ。
今、生死の境をさまよっている友達がいる。神様、助けて下さい。
石段をおりてふりむくと 1 本の桜の大木がライトアップされていた。
妖しい、夜の桜。
それは圧倒されるほど美しく、そして凄いちからを放っていた。