ちよっとお茶しませんか? 〜気ままなコラム♪〜
やっぱりジブリが好き
「コクリコ坂から」観てきました。
いつもいつも宮崎アニメで思うのは、すべてが切ないほど懐かしい。
現世で見ているわけではないけれど、心のずっと奥で知っている風景だという懐かしさを感じる。
「コクリコ坂から」は、昭和 30 年代を描いているので、実際に知っている懐かしさももちろんあった。
洗濯機を手でぐるぐるまわしてローラーからしぼられてでてくる洗濯物や、学生服の腰にぶらさげた手ぬぐい。
坂本九の「上を向いて歩こう」、車はトヨペット、「あたり前田のクラッカー」というギャグ・・・・などなど。
館内はチビッコたちもいたけれど、私くらいや、私よりちょっと上の年齢の方たちもたくさんいらして、きっと皆さん懐かしくてせつないだろうなぁ、と思った。
舞台は横浜。氷川丸や山下公園はそのままなのに、桜木町の駅はおそろしくレトロで、それだけでもタイムスリップ感がたっぷりの懐かしさを演出している。
主人公の姉妹はトトロのさつきちゃんとメイちゃんがそのまま高校生になった感じで、あいかわらずおねえちゃんは、いじらしいほどけな気だ。
宮崎アニメにはめずらしい出生の秘密(?)ものなのに、それでもさわやかで静かに感動してしまった。
・・・・・私はジブリが好きだ。