ちよっとお茶しませんか? 〜気ままなコラム♪〜
三峰神社参拝
ついにお参りしてきました。
朔日のみにいただける白い御守りが欲しくて、年度始めの4月1日に行ってきました。
聞いてはいたけれど、想像をはるかに超える山の中、しかも雪が降る中の登拝とあってはご利益あるに違いないと信じています。甘くみていた。色々な意味で。
始発バスの1時間前にバス停に行くと先頭が見えないくらいの行列。でも臨時バスがでると聞いていたので安心しきって待っていたら臨時バスは5台しかなく、私の4人前から立ち乗り・・・まぁいいか、どうせ2時間くらいなのだから。
とんでもない、ここから5時間半のバスの旅となったのです。
ふもとから神社まで3分の2の地点あたりからバスは全く動かなくなってしまいました。一本道で先頭から10キロの大渋滞。
運転手さんが言うことにはバスより歩いた方が早い・・・。乗客の8割は降りてしまいました。
私は、というと10キロくらいなら歩けるとは思いますが、雪降る中の登り道です。
普通の10キロとは絶対に違う。
もう少し乗っていよう、ということでガラガラになったバスで本を読みながらしばしうたた寝。
うたた寝のつもりが2時間も寝ていたようで、自分にビックリ。
ついでに先ほどから2時間経っても5キロも進んでいないことにさらにビックリ。
乗客は私たちのほかに4人(いつの間にか皆さん歩き始めたようでした)。
非常食に用意したおにぎりで腹ごしらえをし、ここから歩くことを決意。ついにバスを降りました。
歩き出してすぐに息は上がる。子供にまで追い越され体力のなさを痛感。
汗をかくほどの暑さに2枚重ねたコートを1枚、また1枚と全部脱ぎ、スカーフをとり、手袋もとって1時間半ほどでやっと鳥居まで。
鳥居をくぐると人は多勢いるはずなのに、雪のせいかとても静寂で特別な空気感に満ちた別世界がありました。
お参りまでさらに1時間の行列を経て白い御守りをありがたく頂戴してきました。
三峰神社の守り神はオオカミです。
一面の雪と地上に漂う真っ白なカスミのような世界の中にきっとたくさんのオオカミさんがいらっしゃる、そう信じられるような空間でした。それにしても山道のダラダラ坂はホントにキツくて太ももとすねの辺りが3日たってもなお痛い。
でもそんな痛ささえもありがたさに感じられるような、今回の登拝は一生の記念になるくらいの大イベントでした。