ちよっとお茶しませんか? 〜気ままなコラム♪〜
シリーズ:想定外のゴールデンウィーク改め入院生活
その6:母の日
今日は母の日のプレゼントをもらう。
石鹸のバラ!
病室に爽やかな香りが満ちてくる。
その7: 松葉杖
今日から松葉杖を使って歩く練習が始まった。
想像を超える技術を要する。
手術後、みなさんどのくらいで退院しているか聞いたところ、この松葉杖で差が出るらしい。
若くてもなかなか上達できない残念な人もいれば、高齢でもすぐコツをつかむ方もで色々らしい。
今までの人生、なんとかなってきたので、高齢ではないけどすぐコツをつかめる、となぜか根拠のない自信があった。
早速、私の身長に合わせてセットしてもらった杖だが、たちまち「凄い!上手!」と称賛の嵐となる予定だったのに、持ち方からダメだしの嵐。
体重をかけない、脇で挟む、手で握らない、ジャンプで進まない、お尻を出さない、前を見る、などなど。
理学療法士さんも、今日はこのくらいでやめましょう、とものの松葉杖5つきくらいでお手上げの様子。
私は若い?のに残念な部類なのかも…
明日から頑張ります。
その8:松葉杖その後
おへその位置を水平移動
体重は手のひらでささえる
脇をしめる
ジャンプではなく振り子で移動
入院生活もそろそろ一か月になると、社会復帰を目指して松葉杖の練習にもチカラがはいる?
懸垂ゼロ回の記録保持者としては腕力にかなり問題ありですぐ疲れてしまう。やる気と体力が比例しない。
しかし、脇の甘さについては実態と性格の一致を見た。ダメだこりゃ。
その9:入院生活 徒然に (多分シリーズ最終回)
かねがね入院費を払うくらいなら温泉で療養する、と豪語していたが、現実は…入院費を払っています。温泉にはいません。
今回の入院で一泊〇〇円を思うと改めて温泉に軍配があがる。懐石かフレンチの夕食に目の前で焼いてくれるパンケーキの朝食!あぁ、温泉行きたい!
看護師さんたちは皆さん親切なので、つい甘えたくなってしまいがちだが基本身の回りのことは自分でしている。コインランドリーで洗濯もする。(洗濯は機械がしてくれる)
私は頑として一人でできます、を通している。最初に「今日はお股を拭く日です」と言われた時はショックだった。しかも男性の看護師さんだったので「貴方に拭いてもらわなくちゃいけないの?」とセクハラで訴えるくらいの勢いで抗議。「自分でできますよね?」とささやくように言いながら病室から消えた看護師さん。以来、誰も何も言ってこなくなった。私の患者としての評価はかなり低いと思われる。(今になって思うとこれは明らかに私が間違った対応をしていた)だって幸いなことに片脚で立てるし、両手は自由に使える。服を脱いだり身体を拭いたりはできる。
それにしてもそうした日常的に当たり前な事をずっと続けるためには、筋力と体幹のトレーニングがマストと実感。まだまだ強気でいるつもりだが、現実片脚立ちはすぐふらつく。あと数年後に同じ状況になったら、どんなに辛くても恥ずかしくてもお世話にならざるを得ないのだろうから。