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老齢厚生年金受給権者支給停止事由該当届
・・・こんな長い見出し(?)のついた書類が送られてきた60歳以上の方いらっしゃいませんか?
ハローワークから「高年齢雇用継続給付金」もしくは「基本手当(失業保険のこと)」を受けている、または受ける手続きをした方でその書類が未提出の方あてに送られるものです。
何ぞや?
失業保険を受けている間は年金がとまってしまいます。
この制度は、結構浸透してきているようなので、年金の振り込みがなくても皆さん、納得されているようなのですが・・・
ただ、失業保険の受給が終わったときに、この書類が出ていないと、年金が開始されません。
ですので、届いた方は、必ず、送り返してください。
また、60歳を過ぎて働く場合に、雇用形態などによって、今までよりお給料が少なくなる場合があります。
その時にハローワークから「高年齢雇用継続給付金」というものが支給されます。
具体的にお給料が60歳時点の75%以下になると、ハローワークから新しいお給料の最大15%が支給されます。
すると、残念なことに年金から新しいお給料の最大6%がカットされてしまいます。
たとえば、標準報酬額が40万円だった人が20万円になると、ハローワークから3万円もらえるけれど、年金からは1万2千円カットされてしまう。
さらに、お給料があるため年金が一部停止になっている方の場合、ダブルでカットということも・・・。
窓口対応でこの説明はかなりつらかったです・・・
でも、この「受給権者支給停止事由該当届」を出さない事には、いつまでたっても年金は全額とまったままです。
まったく・・・とお思いでしょうが、提出をお願いします。
年金事務所に直接いらっしゃる場合、その届いた用紙と印鑑、ハローワークから発行されている「受給資格者証」もしくは「雇用継続給付金支給決定通知書」をおもちになってください。