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被用者年金一元化
これから、ますます年金は複雑になっていきます。
まず、2015年10月に共済年金を厚生年金に統合するという、いわゆる被用者年金を一元化する法案が4月に国会に提出される見通しとのことで調整にはいっているようです。しかし、職域加算部分の廃止については先送りとなっているなど、まだ具体的に見えてくる部分が少ないので今後要注意でいきます。JR・JT・NTT・農林共済と少しずつ厚生年金に移行されてきてついに・・という感じですが、移行期間にある間は年金請求ひとつにしてもどこに請求すればよいのかスタート時点からわからない、といった状況でした。懐かしいような、・・・また、そんな日々がやってくるのだ、気合いが入ります。
老齢厚生年金の繰り上げについて
昭和28年4月2日以降生まれの男性は、厚生年金の報酬比例部分さえ61歳にならないともらえなくなります。それにともなって、希望すれば60歳から減額した厚生年金を受けることもできるようになります。今までは、繰り上げ請求は基礎年金の特権(?)でしたが、厚生年金もできるようになる、ただし、単独での繰り上げはできず、必然的に基礎年金もいっしょに早くもらうようになる・・・当然、計算も別々になります。
今後、このあたりの相談が増えてくることは予想され、今、勉強中です。
「早くもらうのと待っているのとではどちらがいいの?」結構な割合で質問されますが、きっちりお答えできるようにしなければ・・
自分で理解できていなければ、相談された方に納得していただける説明などできるわけないですから。